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          Interview

済城動物病院 院長

濟城 順也先生

福岡県田川市で済城動物病院を経営する二代目院長。高校時代から獣医師を志し、大学卒業後は横浜で研修を積んだ後、実家の病院に戻る。CT導入やトリミング部門新設など病院の近代化を進めながら、医療技術だけでなく飼い主に寄り添うサービスを重視。スタッフ育成にも力を入れる。学生時代はバンド活動にも励み、建築やインテリアにも関心が深い。

【院長先生に聞いてみた】濟城 順也 先生 済城動物病院(福岡県田川市)院長

趣味も仕事も全力で楽しむライフスタイル

“好き”を詰め込んだ、こだわりの住まい

現在の自宅の土地との出会いはまさに偶然でした。ある日、車で移動中に信号待ちをしていたところ、たまたま目の前に「売地」の看板が出ているのが目に入ったんです。場所もとても気に入ったので、その場で「これは問い合わせてみよう」と思い、すぐに不動産会社に連絡を取りました。その後、話がトントン拍子に進み、この場所で家を建てることを決めました。元々、私は昔から建築やインテリアに対して強い関心があり、自宅を持つなら自分の「好き」を詰め込んだ空間にしたいと考えていました。特にミッドセンチュリーデザインが好きで、家具や照明、素材選びにはとことんこだわっています。また、インドの建築家集団「スタジオ・ムンバイ」の作品に大きな影響を受けており、彼らの手仕事の温かみや素材感のある建築スタイルはとても参考にしました。
家を建てるにあたっては、「日常の中に好きなものが自然と存在している暮らし」を目指し、家具や小物も少しずつお気に入りのものを集めてきました。いつかこういう空間で暮らしたいと長年思い描いていたイメージが、ようやく形になったことが何より嬉しいですね。

学業と趣味を両立した充実の学生生活

学生時代は、いわゆる「ザ・学生生活」といった感じで、学業とアルバイト、そして趣味に明け暮れる日々を送っていました。アルバイトでは居酒屋での接客業や、JRA(日本中央競馬会)での仕事をしていたのですが、特にJRAでの経験は今でも強く印象に残っています。JRAでは、競走馬の目のケアを担当していて、具体的には馬の目を洗浄し、結膜炎の予防を行っていました。
競走馬はデリケートな動物なので、扱いにも細心の注意が必要で、とても貴重な経験だったと感じています。この仕事は誰でも簡単にできるものではなく、先輩からの紹介制で採用される少し特殊なアルバイトでした。また、趣味ではバンド活動にも熱中していました。高校時代に友人に誘われてベースを始めたのがきっかけで、大学に進学してからもバンドを組み、渋谷や池袋のライブハウスで演奏する日々を楽しんでいました。バンド活動を通じて、仲間と一つのものを作り上げる楽しさや、ステージに立つ緊張感と達成感を味わうことができたのは、今思い返しても良い経験だったなと感じています。

未来へつなぐ、頼れる動物医療のかたち

済城動物病院は、地域の皆さまから「福岡で一番頼れる動物病院」と思っていただける存在を目指しています。動物医療は日々進化しており、求められる水準も高まっています。その中で、外部から専門医を招き、より専門性の高い治療や診療を提供していきたいと考えています。患者様にとってはもちろん、スタッフにとっても大きな刺激や学びの機会になると考えています。しかし、私が目指している病院像は、医療技術だけが優れているということではありません。高い技術力は重要ですが、それ以上に大切にしたいのは「人の温かさ」です。スタッフ一人ひとりの笑顔やコミュニケーション力、相談しやすい雰囲気を大事にしながら、飼い主様が安心して通える病院づくりをしていきたいと考えています。
また、長期的には、10年後を目処に、病院を次の世代にバトンパスしていきたいと考えています。若い世代ならではの柔軟な発想やフレッシュな視点で、飼い主様や動物たちに寄り添える人材に引き継ぎたいと考えています。未来の済城動物病院が、今よりももっと地域の皆さまに愛され、頼られる存在であり続けるために、今後もさらなる挑戦を続けていきます。

お仕事中の一コマ

他院からの紹介症例も多く、特に整形外科は私の得意分野です。勤務医から実家の病院に戻ってきてからはCTも導入しました。

私が大学生の頃

大学の時はバンド活動にも夢中でした。イベントで弾き語りしたときの写真です。
猫背が著しいです笑

休日の一コマ

休日は弟が経営している居酒屋に飲みに行ったり、好きなバンドのライブに行ったり趣味で溢れています。

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