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          Interview

Roots動物病院 院長

滝本 功卓先生

麻布大学卒業後、埼玉県内の動物病院にて勤務。その後、日本獣医生命科学大学 外科学研修医(眼科)、麻布大学 専科研修医(眼科)、大阪動物病院 眼科主任。2019年3月に奈良県生駒市にてRootsどうぶつ病院を開院。比較眼科学会、日本獣医がん学会、動物臨床医学会に所属。

【院長先生に聞いてみた】 滝本 功卓先生 Roots動物病院(奈良県生駒市)院長
エリア
関西奈良
出身学校
麻布大学

着実に成長を遂げている病院経営の実態と、今後の展望について

29歳で開業、7年目を迎えた現在と今後の展望

私は獣医師を目指した段階で、将来的には必ず開業しようと心に決めていました。ですので、卒業後はまず、さまざまな経験が積める環境を求め、幅広い診療を行っている病院に就職しました。その後、29歳で念願の開業を果たし、今年で7年目を迎えることになります。ありがたいことに、開業以来、当院の業績は毎年右肩上がりで成長を続けており、地域の飼い主様からも信頼をいただけるようになってきました。
勤務医時代に眼科分野に強い関心を持ったことから、現在はその専門性をさらに高め、一般的な眼科診療に加えて、白内障手術などの眼科手術にも対応できる体制を整えています。奈良県を中心に、より多くの動物たちに高品質な眼科医療を提供できるよう、今後も症例数を増やしつつ、技術と知識の向上に努めてまいります。また、5年後には病院の拡大も視野に入れ、売上を倍にするという明確な目標を掲げて取り組んでいきたいと考えています。

若くして開業したからこそ得られた失敗と成功

開業当初はまだ20代という若さでしたが、その若さがあったからこそ、さまざまなことに積極的に挑戦することができました。当院の理念は「治療、美容を通して飼い主様とペットたちに幸せを提供する」であり、医療だけでなく美容分野にも注力してきました。その取り組みの一環として、病院併設のトリミングサロンに加え、もう1店舗、独立型のトリミングサロンを新たにオープンしました。しかし、そちらでは人材確保や定着に課題があり、残念ながら昨年クローズする決断をしました。この経験から、人材の採用と定着がいかに重要であるかを改めて痛感しました。
一方で良い面も多く、特に同級生の中でも比較的早く開業したことで、勤務医やフリーランスとして、それぞれの専門分野を深めている同級生たちが、当院に専門外来として来てくれています。整形外科や循環器科など、私の不得意分野を補ってくれる心強い存在です。その日の診療後には、一緒に食事をして近況を語り合うことも多く、昔からの友人と今もこうして医療を通じてつながっていられることは、本当に幸せだと感じています。

「好き」や「得意」を大切に、自分らしく働ける環境づくり

現在、私は眼科診療を担当し、同級生たちが整形外科や循環器科を専門外来として担当してくれる体制が整ってきました。病院としては、スタッフ一人ひとりが何かしら得意な分野を見つけ、その専門性を伸ばしていけるような環境を整えることを大切にしています。また、動物病院業界ではまだ珍しい週休3日制の導入や、早番・遅番制の採用により、ライフスタイルに合わせた働き方ができるよう工夫しています。さらに、産前産後休暇や育児休暇、産後の時短勤務といった制度も整え、長く安心して働ける職場を目指しています。仕事もプライベートもどちらも大切にしてほしいという思いから、必要と感じた制度や環境は積極的に整備していく方針です。動物病院という特殊な業態のため、未経験の方や学生の皆さんは「自分に務まるだろうか」と不安を感じることも多いかもしれませんが、当院では獣医師、動物看護師、受付、トリマーそれぞれに対して丁寧な教育体制を整えており、安心して成長していける環境があります。動物を助けたいという志を持った方々と、ぜひ一緒に働けることを楽しみにしています。

私が大学生の頃

大学時代の趣味は音楽活動で、私はドラム担当でした。先日も結婚式の余興で打楽器を披露してきました。真ん中が私です。

お仕事中の一コマ

院内のコミュニケーションは欠かさず、働きやすい環境づくりに励んでいます!週休3日制や早番・遅番制を採用するなど福利厚生の充実を図っています。

休日の一コマ

休日は娘と公園に出かけたり買い物に行ったり。日頃はなかなか出来ない家族サービスの時間に充てています。


      

      
            

      
                  

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