インタビュー
転職先として鈴木犬猫病院を選んだ理由を教えてください。
これまで一次診療の現場で主に内科診療を担当してきましたが、より幅広い分野で対応できる獣医師を目指し、外科を含めた総合的な診療スキルを身につけたいと考えました。こちらの病院のようにチーム医療を重視し、積極的に外科経験の機会を与えてくれる環境に強く惹かれました。
前職と比べて、業務や職場環境で印象に残った点はありますか?
前職では企業病院に勤務しており、一定の治療方針や方針の統一が求められる環境でした。その中で症例ごとに、より柔軟な対応や治療選択を深く考える機会を増やしたいと感じるようになりました。地域に密着しながらも高度医療まで対応し、日常診療から専門的な治療まで一貫して関われる点が魅力です。日常的な避妊手術を、開腹ではなく、低侵襲な腹腔鏡で行っていることに、優しさと医療の質の高さを感じました。
専門的に取り組んでいる診療分野や得意な症例について教えてください。
日々の診療を通じて、西洋医学だけでは十分に改善がみられない症例にも出会い、東洋医学に興味を持ちました。より幅広い治療の選択肢を提供できるよう、鍼灸・漢方について学び、関連資格を取得しました。症例に応じて東洋医学の考え方を取り入れながら、動物の体質や生活環境にも目を向けた診療、動物の苦痛を少しでも和らげられるよう心がけています。
仕事を通じて成長を感じたエピソードはありますか?
症状のはっきりしない慢性疾患の症例に対応することがありました。当初は検査結果に頼りすぎて診断が遅れたり、飼い主への説明が十分でなく、信頼を得られなかったことがありましたが、問診や日常の観察から病態を丁寧に整理するよう意識し、その結果、適切な治療方針を立てられるようになりました。臨床の場では技術だけでなく、動物と飼い主の両方を理解する姿勢が大切だと実感しました。
今後、後輩育成や専門性向上に向けて取り組みたいことは何ですか?
今後は、自身が経験してきた診療や東洋医学の知識を活かして、後輩獣医師が症例対応や診療判断だけではなく、飼い主とのコミュニケーションの取り方も学べる環境づくりに貢献したいと考えています。知識・技術・コミュニケーション力の三拍子で頼られる存在として後輩を支えつつ、動物と飼い主に最適な医療を提供できる獣医師を目指しています。
プロフィール
| 名前 | 崔先生 |
|---|---|
| 病院名 | 鈴木犬猫病院 |
| 職種 | 獣医師 |
| 出身校 | 日本大学 |