インタビュー
転職先として鈴木犬猫病院を選んだ理由を教えてください。
他県で働いていたのですが結婚を機に千葉県に移り住み、新しい職場を探していました。家から通える範囲で、かつ新しいことを学べる環境を探しており、鈴木犬猫病院の充実した設備、患者さんの数が多いことに魅力を感じ働きたいと思いました。
前職と比べて業務や職場環境で印象に残った点は何ですか。
結婚したばかりでしたので、今後のライフプランの中に出産・育児というものも含まれており、面接の段階でその旨を院長先生にお伝えしました。院長先生には快くご理解いただき、産休・育休制度の充実や育休から安心して戻ってこられる環境であることをお約束いただきました。それもこの職場を選んだきっかけとして大きい点です。実際に子どもを産み育休を経て戻ってきましたが、院長先生にもスタッフにも患者さんにも温かく迎えていただきとても感謝しています。個人経営の動物病院ではまだ制度が整っておらず、なかなか女性獣医師のキャリア継続と出産育児を両立できない環境も多い中で、とても有難い環境で働かせていただいていると思っています。
専門的に取り組んでいる診療分野や得意な症例について教えてください。
まだまだ勉強中ではありますが腫瘍診療に特に力を入れて取り組んでいます。二次診療施設で研修医としても学んでおり、新しい知見を持ち帰って日々の診療に活かせるよう励んでいます。
仕事を通じて成長を感じたエピソードはありますか?
私は診察を行う際にわんちゃん猫ちゃんを診るのはもちろんのこと、飼い主さんともじっくりお話することを心掛けています。診察にあまりいらっしゃれなかったり費用をかけられない等飼い主さんにも様々なご事情があることがわかり、ご提案する内容が変わってくるからです。私は元来とても話下手で人との会話が苦手なほうでしたが、仕事をする中でその点に関してはかなり鍛えられてきたなと感じます。
今後、後輩育成や専門性向上に向けて取り組みたいことは何ですか?
獣医師は医師と違い研修医期間を必ず経て現場に出てくるわけではありません。大学卒業と同時にいきなり放り出されます。何を話せばいいのかも分からないままに診察台を挟んで飼い主さんに相対することになります。私も毎日泣きそうな気持ちで働いていた新人時代を思い出します。なのでまずはベテランの先生たちの診察の進め方や話の仕方を見て聞いて学び、それから少しずつ診療に出始めてステップアップしてもらいたいと思います。そのためにも後輩の先生たちが疑問に思ったことを相談しやすい環境を整えていきたいです。例えば、手術が入っていない日はお昼の時間を使って担当した症例の検討会を行うなどできればと思います。
専門性向上に関して、私は二次診療施設へ勉強に行かせていただいていますが、私だけが専門性を高めるのではなく一緒に働く先生方にも学んだことを情報共有して、病院全体でこの分野が得意と言えるようにしていきたいと思います。
プロフィール
| 名前 | 阿部先生 |
|---|---|
| 病院名 | 鈴木犬猫病院 |
| 職種 | 獣医師 |
| 出身校 | 鹿児島大学 |
| 所属学会 |
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