獣医師 八木先生(くすの木動物病院)

獣医師 八木先生(くすの木動物病院)

インタビュー

くすの木動物病院の開業の経緯を教えてください。

元々は北海道で大動物の獣医をしていました。大学もその視点から選び、進学しました。さまざまな事情が重なり、小動物に移りましたが、開業自体は全く考えになく、勤務医を続けていました。私にとっては別の職業に変わったくらいの大きな違いがあって、日々の診察、新しい知識についていくだけで必死だったので、将来のことを考える余裕もなかったのだと思います。そんな状態で7年くらいもがいていましたが、段々自分がやっていきたい道が見えてきました。それを実現していくにはどうすればと考えた時に、自分のやりたいことをやっていきたいのなら、自己責任で開業する以外に道はないとの結論に至りました。また開業するなら生まれ育った場所がいいなと思い、現在の場所を選びました。

くすの木動物病院の特徴について教えてください。

一言で言ってしまえば、町の小さな動物病院です。そのような環境ですので、来院される動物や飼い主様を全スタッフがよく知っています。診察もシビアな時もありますが、普段は和気あいあいとした雰囲気の中で行なっています。診察に関しては、来院される1頭1頭を丁寧に診察していくことを大切にしています。一般的な診療設備は一通り揃っていますが、高度な医療設備はありません。高度医療が必要な症例は周辺の病院や2次診療施設と連携を取らさせていただいて、ご紹介しています。また働き方としてワークライフバランスを重視した職場作りに力を入れています。具体的には残業時間の削減、有給消化の促進などです。しっかり休んでオンとオフを切り替えやすい環境整備に努めています。

理念や大切にしていることを教えてください。

全てのスタッフに大切にしてもらっていることは親切・丁寧な接客を行なっていくこと、基本に忠実な仕事を行なっていくことの2点です。当然のことなのかも知れませんが、これを日々意識して行なっていくことは大変難しいと思います。スタッフ1人1人に意識つけられるように当院のスローガンである”小さなことほど丁寧に、当たり前のことほど真剣に”をスタッフの誰の目にもつく箇所に掲げています。この言葉は、尊敬する経営者の先輩から教えていただいた言葉です。大変心に響いたので、引用させていただいています。

スタッフの教育環境について教えてください。

院内業務に関しては、基本的にはマンツーマンでの教育を実施しています。ただ小さな職場ですので、何かで困っているなどのトラブルはスタッフ全員が気づきやすい環境です。したがって、困っている人がいれば、すぐに声をかけて誰でも助けてくれます。また新しい知識の導入として、外部講師を招いた院内セミナーの開催、外部セミナーへの参加を積極的に支援、専門書および雑誌などの購読などを病院として力を入れて行なっています。私自身は歯科、皮膚科に興味があるので関連する学会やセミナーに積極的に参加するようにしていますし、昨年はJAHA認定総合臨床医の資格を取ったりとスタッフに負けないように頑張っています。

職場の周辺環境について教えてください。(交通や生活面、客層など)

田園都市と言われていますので、程よい田舎といった感じです。住宅地を少し離れれば、田園、森林があり、琵琶湖もとても近く自然豊かな環境です。一方、京都や大阪などの都市圏への交通アクセスが非常に良く、電車なら乗り換えなしで京都には30分、大阪には60分で出かけることができます。したがって、住みやすく、買い物やレジャーに出かけやすい場所だと思います。来られる飼い主様は穏やかな方が多いです。滋賀県は関西エリアに入りますが、イメージ的にあるようなコテコテの関西人という方はあまりいらっしゃいません。

プロフィール

名前八木 良樹
病院名くすの木動物病院
職種獣医師
出身校帯広畜産大学

くすの木動物病院の求人情報

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