【JAHA WOMAN】フクナガ動物病院 古越真耶先生
心臓病で苦しむ動物たちに、より良い治療の提供を目指して
結婚・出産・育児など、大きなライフステージの変化によって左右されやすい女性のキャリア。そのような変化を経ても長く働くためには、数年後の自分をイメージしながら、「どんな自分でありたいか」という気持ちに向き合うことが重要です。JAHAウーマンでは、女性ならではのプライベートとキャリアのバランスをとりながら自分らしく輝く女性のみなさんをご紹介します。その軌跡が、これから歩んでいくみなさんへの一つの「道標」となりますように。
獣医師として充実した日々を過ごす先生に、仕事のやりがいやプライベートの過ごし方などを聞いてみました!
この職業に就いたきっかけはなんですか。
子供の頃から動物が好きで、動物の命を救う獣医師が小さい頃からの目標でした。
仕事のやりがいはなんですか。
心臓病で苦しむ動物等が元気になった姿を見ることです。
仕事をする上で特に重視している・気を付けていることはなんですか。
目の前の症例ごとに、性格や今の状態など、まずは細かなところから注意して診察を進めていくことですね。
家庭と仕事のバランスを保つために気を付けていることはありますか。
On/Offを分けて仕事と家とでは気持ちを切り替えています。
仕事モチベーションはどうやって保っていますか。(やる気スイッチはなんですか)
循環器科、特に心臓外科分野を志す者として、少しでも知識や技術のレベルをあげることがモチベーションにつながるので、特に特別なことはしていないです。
自分への最高のご褒美はなんですか。
仕事を通してでもいろいろな土地に行けることです。現在は関西以外にも長野、福井、大分などでも仕事をさせてもらっています。
仕事の疲れはどのように癒していますか。
自宅で飼っている猫たちと遊んだり、気分転換に体を動かしたりしています。
職場選びは何を重視しましたか。
自分を高められる環境であるかという点を最も重視しました。
仕事を長く続けるために大切なことはなんだと思いますか。
自分がどういう獣医師になりたいか目標を常に持って、一日一日やるべきことをやっているか振り返ることだと思います。
出勤前・出勤後のプライベートの時間のスケジュールを教えてください。
時間に余裕がある時は出勤前に軽くランニングしています。
座右の銘はなんですか。
神様は越えられない壁は与えない。
学生におすすめしたい一冊を教えてください。
生き方 (稲盛和夫著)
学生のうちにやっていたほうがいい事を教えてください。
獣医学だけでなく、社会人として必要な知識をつけることと、体力が必要な職業でもあるので、好きなスポーツなどがあれば続けていた方が良いと思います。
学生へメッセージをお願いします。
自分がどういう獣医師になりたいか、目標を持つこと、目標のために何をするべきかを明確に捉えることが大事だと思います。
私のキャリアstory
24歳〜
研修医として、大学病院での診療に従事することで臨床医としての基礎固めができた。
32歳〜
国立循環器病研究センター研究所の研究員として医療技術の開発に携わる
33歳〜
現・JACCTの発足、心臓外科手術チームとして活動
36歳
初めて心臓手術の執刀をする
39歳
北海道大学の博士課程を修了し、博士(工学)を取得
Profile
フクナガ動物病院 獣医師、博士(工学, PhD)、獣医循環器認定医
日本大学動物病院での研修医を経て、神奈川県の動物病院勤務、その後国立循環器病研究センター研究所で人工血管等の開発研究に携わる。大学病院では循環器科を中心に研修を重ね、現在所属しているJACCT動物心臓血管ケアチームにて心臓外科手術の経験を積み、現在フクナガ動物病院、Kyoto AR、長野県の病院にて心臓外科医として執刀している。
プロフィール
名前 | 古越 真耶 |
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病院名 | フクナガ動物病院 |
職種 | 獣医師 |
出身校 | 日本大学 |