人気漫画「動物のお医者さん」の舞台にもなった北海道大学獣医学部では、毎年40人前後の卒業生が社会に飛び立ちます。
2022年大学案内では、獣医学部卒業者のうち31.7％が民間企業への就職をしており、43.9％が公務員・病院・研究所に就職しています。そのほかは進学・進学準備などでした。
2021年のデータをみてみると、卒業生は41人。そのうち、院などに進学するのは5人で、それ以外はほとんどの人が就職しています。また、獣医師の職についたのは19人でした。半数程度の卒業生が獣医師の資格を活かして就職しています。
北海道大学獣医学部卒業者の進路の特徴は、「企業に就職する人が多いこと」といえるでしょう。高偏差値の大学ということもあり、企業からも引く手数多、といったところでしょうか。
主な就職先には、獣医師の資格が役に立つ日本中央競馬会や飼料メーカー、日本水産、北海道漁業共済組合などが挙げられていました。
一方で、個人の動物病院へ就職した人は10名ほどと思われます。小動物臨床・大動物臨床は半々といったところです。