獣医師 山本先生(ノア動物病院)

獣医師 山本先生(ノア動物病院)

インタビュー

ノア動物病院について教えてください

ノア動物病院は大阪府豊中市にある動物病院で、開業して40年(※取材当時)を迎えます。地域に根ざしたプライマリー病院(一次診療施設)として、しつけの相談や最期の看取りも含めて、一般的な皮膚病・消化器疾患・整形外科疾患などをすべて網羅した動物病院です。私たちの目指す動物病院は、一次診療・ホームドクターとして頼りにしてもらえる先生になることを目指しています。かかりつけ医として、しつけの相談も受けられて、難しい病気でも専門医をご紹介できる仕組みで、どんな動物・患者様のご要望にもお応えできる「全方位診療」を目指しています。

教育制度・キャリアプランについて

ノア動物病院は一次診療施設なので、いろいろな患者様が来院されます。「皮膚が痒い」「お腹を壊した」「甘噛みがひどい」「最期の看取りをどのようにすればよいか」、専門の先生が必要な難しい病気であれば「手術を受けた方がよいのか」などの質問です。飼い主様の質問にすべて対応できるように、教育スケジュールに沿って指導します。診療・看護業務・入院・手術・検査などのカテゴリーがあり、毎月クリアしてほしい内容をまとめています。それぞれに対して、参考となる教科書(文献)など推奨する図書もすべて並べてわかりやすくしています。クリアしていくと、獣医師であれば、半年後には手術の執刀を開始したり、一人で診療ができる形の仕組みを作っています。愛玩動物看護師も基本的にはマンツーマンで先輩看護師が付くようにしています。3〜5年目の愛玩動物看護師が新卒教育に対応して、2週間に1回はミーティングを行い、新卒社員の成長を後押しするような制度を整えています。ノア動物病院の1つの特徴ですが、普段のオンライン勉強会や学会などの費用的・休暇的な補助に加えて、獣医師と愛玩動物看護師は、年間で勉強の予算を組んでいます。それぞれに見合った金額を設定しており、例えば獣医学や看護の本でも1〜2万円、獣医の本だと10万円、実習に行けばさらに桁が変わります。実費で支払うには高く、病院に報告することも躊躇うことがあると思いますが、そういった費用を自由に使える予算です。多少獣医学から離れても大丈夫です。英語の勉強がしたいなど、社会人・獣医師として、教育に対しての予算を定めているので、自由に使って勉強を進めていくことができます。自分で計画的に勉強がしたいと思っている方には、よい制度だと思います。

ノア動物病院で活躍できる人物像について教えてください。

ノア動物病院は、一次診療施設・ホームドクターの病院です。専門的な医療がまったくできないわけではありませんが、都心部の専門医の方と同じようなことは難しいです。専門医に頼らなければならないときがあり、スタッフ全員が同じ想いだと思いますが「ノア動物病院で治療ができたらいいのに」と思うことはありますので、ある程度の専門的な知識は勉強します。ノア動物病院では「吐いている」「下痢をしている」「皮膚が痒い」「目が腫れている」などの症状である一次診療と、内科・外科・しつけ・ターミナルケアなどの全方位診療もできることが第一条件です。ホームドクタースキルを育てることが、一番得意としています。入社してから、いろいろな病気の子が来院すると思いますが、すべてに対応して難しい病気であれば、専門医に紹介をしながら対応していきます。まずやらなければならないことは、専門医を頼らなければならないのか、我々が治してあげられるのか、ホームドクターとしての一番大事なスキルを身につけることです。どこに行っても獣医師もしくは愛玩動物看護師と胸を張れるような人材育成を目指しています。約5年間、頑張って仕事をしてもらえれば、他院へ行っても自信がつくと思うので「外科手術を多く行いたい」「麻酔を学びたい」などを考えている方は、少し向いていないかもしれません。ノア動物病院では、獣医師と呼べるところまで教育しますので、ホームドクタースキルを身につけたい人は、ぜひお問い合わせください。

ムービー

プロフィール

氏名山本 憲昭
病院名ノア動物病院
職種獣医師
出身校北里大学
所属学会日本獣医がん学会(JVCS)
日本獣医麻酔外科学会(JSVAS)

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